四国で大雨 6時間で100ミリ以上の雨が降った所も 大雨の範囲は東海や関東へ
徳島県で6時間降水量100ミリ超の大雨
徳島県海陽町では6時間降水量が119.0ミリ(12時20分までの6時間)を観測し、6月平均降水量の約4分の1の雨(月平均降水量453.0ミリ)が降ったことになります。同じく徳島県美波町と高知県室戸市の佐喜浜では88.0ミリの雨を観測しています。
このあと大雨の範囲は東へ
大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などにご注意ください。雨のピークが夜遅い時間で、見通しが悪い所もあります。早く最新の情報が得られるように、お休みの際はラジオやスマートフォンを枕元に置いておくとよいでしょう。
大雨が発生 とるべき対応は
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。